2016/12/20 (更新日:2016/12/20)
集客したいけど、なんでか一歩踏み出せないとき。【未完了の仕事が増えると】
「集客をやらなきゃいけないことは、わかっている。でも、なんでか一歩踏み出して行うことができない。」「本当は一番、やらなきゃいけないのは集客だと知っている。でも、なんでかやることができない。」なぜ、やろうとして行うことができないのでしょうか。
迫り来る危機感がないから?他のことにエネルギーを使っているから?それは不得意だから?
未完了の仕事が集客活動を止める。
集客人数を増やさなければならない。というときにそれが自分にとって、大きな壁が立ちはだかったように感じます。ただ、問題なのは、やる前から「越えることができない。」と弱気になってしまうことです。
例えば、小学生のときに跳び箱をやりますね。3段、4段くらいは、みんなすいすい飛びます。5段、6段あたりになると飛べない人が出てきます。6段の跳び箱を飛ぼうとして、飛べない人を見ていると助走が明らかに最初は早いけど後の方は遅くなり、明らかにジャンプするときに踏み台を踏んだときの勢いは足に殺されて跳び箱の上に「トンッ」と座ります。
彼は、飛ぶ前から飛べないと思い、勢いも踏み台をジャンプする力もなくなってしまっています。
5段の跳び箱を越えても6段になると越えられなくなってしまうのです。
ビジョンや目的の作成、売上を1円単位で付ける、売上を元に何に投資できるかを検討、マニュアルの作成、院内の仕組み化、スタッフ評価なd、院内で「やろう!」と思っているけど、ついつい貯めてしまっている仕事がありますね。
本当は、やろうと思っているけど、手をつけれていないこと。これが人の次の行動を制限してしまいます。
やろうと思ったことをやらないままにしてしまうと未完了の仕事は積み重なり、負け癖がついたように新しいチャレンジまでできなくなってしまいます。チャレンジとは、大きいもので店舗展開、売上アップや新しい事業展開です。「昔は、やろうと思っていたけど、最近はやろうとは思わなくなった。」これは、チャレンジしたときの未完了の仕事に院内の未完了の仕事が重なり、「自分には、できない。」と思ったことがきっかけになります。
そのうち、「自分には、不可能だ。」と色々なことにできないというレッテルを貼り、自分の行動を制限していってしまいます。
それは、最初にチャレンジをして、未完了の仕事に頭が分散して、何も手がつかなくなり、できなかったことから始まり、そのうち、あまりにも他のことを放置しすぎるとたった1つのメニューを作ることでさえ、それと同じほどの不可能感を感じてしまいます。
未完了の仕事がその人の挑戦心、チャレンジ精神を削り、その人の行動と可能性をどんどん制限していきます。
その人は、もしかしたらこのように思うかもしれません。「昔に比べて、落ち着いた。」と。
本当にもったいないことです。未完了が多くなればなるほど、越えられるはずだった高い壁が越えられなっていくのです。
そうすると集客をするときは、その人は、緊急性があるときしかできなくなるので「崖っぷちにならないと動かないけど、動いたら成果をあげる。だから、いつも動いたらすごいんだけどね。」という人になってしまいます。
集客を増やそうとしているけど、なぜか動けない人は?
どうしたら良いかというと、すぐに今持っている仕事をすべてリストアップし、終えます。
まず、これだけでそうとう変わります。
たまにありますが、集客数を増やさないといけないのに、リストアップしたことがなぜか院内のことだけだったはずなのに完了した後、集客数が増えたということもあります。
それをどんどん完了できるようになると最初の頃に持っていた「自分なら何でも越えられる!」という精神が戻ってきます。
そのうち、新しいこともできるようになります。
チームにいると。
院内のチームメンバーにたくさんの仕事を保留にしている人がいると、「それをやることは、無理だ。」と真っ向から否定的になってしまいます。
何かを任せたとしても「無理だ。」と思い、そのまま放置しているとその人は、何もしないで時間だけが経ってしまいます。時間が経ち、それを見返したとき、「これだけ時間が経っているけど、まだ何も変わらない。これは無理だ!」ともっとそれを完了することが無理に感じてしまいます。
周りから見ていれば、人のことが正確に判断しやすいです。何もしていないから成果になっていないのですが、本人にはそれがすごく複雑に見えます。
マーケティングの観点では、通常業務の未完了がこのように集客活動にも大きな影響をもたらします。
3年、5年も終わっていない通常業務があるとマーケティングやホームページ制作のような新しいチャレンジも手を出しづらくなります。それは、行動が制限されてしまいます。
集客を増やそうとして、なかなか増えなかったり、行動できないというときは、ただ、「やらなかったから。」や「わからなかったから。」という理由だけではありません。
やらなければならないことがあることは、どうしてもそれが頭をよぎり、手をつけさせなくしてしまいます。
たまに、集客の技術の観点だけでなく、このような観点からもマーケティングを見てみると見える景色が変わるかもしれません。