2016/05/08 (更新日:2016/05/08)
施術名
ホームページのブランディングの観点から患者さんが他院との違いや先生の治療院の素晴らしさを判断する要素は施術名です。
〇〇式肩こり治療、BMK、骨盤美人など数々の施術名がございます。
先生がホームページで施術やサービスの良さを伝えると、患者さんはまとめて覚えるときに施術名で覚えられます。
施術名は、先生が提供する数あるメリットや内容を凝縮させた一言であるということです。
そして、先生が広告で広げた知名度や権威力は施術名に込められます。
長期に知られる。
今まで地域でなかったような施術企画は短期的な成功を作ることができます。
山梨の本町整骨院様は、『二人目専用の産後骨盤矯正』として二人目を出産されたお母さんを限定として産後骨盤矯正をスタートされたところ、多くの患者さんが来院されました。
通常の治療院がされている産後骨盤矯正は、『出産されたお母さん』という広い幅から集客しますが本町整骨院様は『二人目を出産されたお母さん』という分野を創造されたので地域の認知度が大きく上がりました。
これはとても素晴らしい成功です。
このような分野を絞り、今までにないアイデアで地域No.1になることはとても大切なことです。それは短期的な成功を作ることができるからです。
そして、長期的な成功は、施術名で記憶され、ライバルと比較されます。
ここでの大きな問題は、『二人目専用の産後骨盤矯正』は、産後骨盤矯正をしている先生なら誰でも利用できてしまうということです。
誰でも利用できてしまうということは、隣の院が明日から『二人目専用の産後骨盤矯正』を始めればその治療院にも患者さんが分散してしまいます。その意味で最初に分野を絞った時は短期的な成果として、記載致しました。長期間の成果を作るにはまた別の方法が必要となります。
長期間、成果を上げる方法とは、上記の通り施術名です。
ここで先手を打つべきことは、『二人目専用の産後骨盤矯正』に特定の名前を付けるということです。
名前を付けなければ先生が創造された『二人目専用の産後骨盤矯正』の専門分野を他院が利用しづらくなり、患者さんのブランディングイメージは名前に込められます。
もしも、名前を付けずに『二人目専用の産後骨盤矯正』という名前で続けているとホームページやチラシで地域の認知度をあげても他院施術者の集客の助けにもなってしまうということです。
そこで専門分野で成功したとき、施術に命名する方法について記載致します。
命名方法
施術名を付けることで患者さんに先生の治療であることを認知しやすくし、他院が容易に手を出しづらくします。
命名は、独創的であり、技術の素晴らしさを語る名前が良いです。
他にメリットを入れることも良いです。例をあげましょう。
骨盤美人
今まで聞いた施術名で最も素晴らしいと思いました。それは『骨盤美人』です。
骨盤が美人になる。骨盤を美しくすると美人になる。そのようなイメージを感じます。
施術名とメリットが組み合わさっております。
ゴールデンライン
首、肩甲骨、背骨、骨盤・股関節、足首が縦に一直線になると婦人科疾患の9割が改善され、姿勢が綺麗になるというイメージ名です。
イメージ像ですがそのまま施術名でも利用できます。『ゴールデンライン施術』やシンプルに『ゴールデンライン』という施術名を付けても良いです。
今後、考えられることで正面からの綺麗なラインをプラチナラインや頭、足、両肩のバランスでダイヤモンドラインなど作りそうですね。
ゴールデンラインほど広まっているものは、自院のみと伝えづらいですが色などは、他院でも容易に利用ができてしまうので法律的対策は必要となります。
有名人名整体
有名人が来院しており、施術名にその方の名前を付けて、サービス提供することができればとても良いです。
ビフォアー・アフターを見せて、視覚的にメリットを体感いただいて、『有名人名整体』でホームページ上で掲載すれば、「〇〇ちゃんと同じ整体で。」と来院者が現れます。
施術名の重要性
多くの先生が他院との差別化をすごく意識されておりますが、肩こり治療、腰痛治療など変わりない他院と全く同じ名前を利用し、サービスの違いをわかりずらくしております。
それは、治療院が違えばやっていることが違うので患者さんはそれを理解してくれるだろう。と思われる先生もいらっしゃいますが、患者さんはそのように先生の都合よく認識はしてくれません。
書いてある施術名が同じで似たようなことが書いてあれば、同一視しやすくなります。
そして、一般の治療院の差別化のやり方と言えば、施術技術やホームページ上で掲載するメリットで差別化をしようとします。より、落とし穴にハマってしまいます。
施術名に施術のリスク
症状名+治療、整体、施術という言葉を足して、施術項目名に利用されることが多くあります。
ただ、以上の記事で他院と同じ名前の治療名にリスクを感じていただけたと思います。
そこで今後は、専門分野を作り、上手くいったらすぐに特定の名前を命名して先生だけのブランドにしましょう。
他院が容易に真似できないようにすることで短期的な成果ではなく、長期的な成果を作ることができます。