2016/04/08 (更新日:2016/04/08)
分析
分析:複雑な事柄を一つ一つの要素や成分に分け、その構成などを明らかにすること。goo辞書
ホームページの月間新規患者数が5名以上減り、アクセス数が500アクセス以上減ると心配になります。それに対して「なぜこれだけ減ってしまったのか。」「新しい何かアクションを起こさなければいけないのか。わからない。」と具体的行動を起こそうと思っても何をすれば良いかわからない。
そのときは、分析をすれば先生がどのような状況で何をすれば良いかがわかります。
アクセス数が減ったミステリーや新規患者数が安定しない不安を分析によって、解消しましょう。
分析は、なぜ数字が減ったのかの理由がわかる。
先生は、Googleアナリティクスを見てもわかりづらいと思います。
他院との比較もなければ、基準もわかりません。自院のアクセス数が高いかどうかもわからないと思います。
ホームページを管理しているホームページ制作会社に聞けばわかりそうですが測定をしてしっかりとデータを管理してる会社も少ないので具体的数字もわからないでしょう。
ただ、自院の分析のみで計測数字をもとに活用する方法についてお話していきます。
分析は、何のためか。
分析には、成果を上げるためでありますが、良い仮説をするためです。
治療で表すと検査です。
なぜ患者さんがその症状になったかの理由です。検査を飛ばして、良い治療ができて、改善させることができるでしょうか。なかなか難しいと思います。
分析は、検査。しっかりとした分析をすることで数字が上がらない理由を理解し、根本的な問題を解決することができます。
3月1日~31日までの数字
ご協力をいただいて、とある治療院のアクセス数や集客数をいただきました。一般には、このように数字を見ることがあります。
ユーザー数
1,068
アクセス数
4,400
ページセッション
3.19
新規セッション
66.93%
ただ、これではわかりづらいと思います。
この数字が高いのか低いのか。それとも良いのか悪いのか。先月の新規患者数から下がっているので上げたい。と季節や状況に関係なく、無理ある計画を立ててしまいます。
この場合は、このように数字を分けます。
各数字は、比較により意味が見えてきます。
ソーシャルメディア・ブックマークアクセスが減る理由
『ソーシャルメディア』からのアクセスと『ブックマーク』からのアクセスが減っています。
これは、新しいオファーがなくて新鮮味がない可能性があります。
ホームページの新規訪問数が2015年より2016年の方が減っているので既存患者より外の方の興味が減っている可能性があります。
ブックマークである既存顧客のアクセスを増やさなければ今後、ホームページ集客人数が減る可能性があります。
数字が下がることより、増幅率が減っている問題
増幅率とは、昨年より今年になり増えるはずの数字が増えなくなったことです。
2015年は、アクセスの増幅率が高いので活動的にファンを増やそうとしている活動が数字から見えます。2016年1月から急激にファンが減っていることが数字から理解できます。ここから考えられることは、とある活動を数ヶ月前までやっていたけれども今年に入り行っていないことがある可能性があり、それが昨年と今年で数字の増幅率を下げている可能性があります。
可能性の一つで考えられることがブログ記事の更新頻度です。
2015年は、アクセスが安定的に上がっているのは、ブログ記事を1ヶ月で30記事の更新をしています。
それに対し、2016年は、集客が安定してからか10記事未満を下回る更新頻度になっております。
更新頻度が減ることでソーシャルやブックマークからのアクセス数が減り、注目度が減るという悪循環を作っています。
今後、注目度が減ってしまうとホームページの新規患者はもちろんのこと、看板等のインターネット以外の集客も減る可能性があります。
集客数の低下は、重要な問題があります。
2015年ページビュー数は、1,743アクセスで8人集客していることに対して、
2016年1月で同じ寒い月にも関わらず、5,908アクセスを集めているにも関わらず、13人の新規集客しかできていません。
これは、重要な問題です。
2015年1月1743アクセス÷8=217アクセスに対して1名
2016年1月5098アクセス÷13名454アクセスに1名
1年でアクセスは増えているのに対して、新規患者集客率が減っているということです。
結論は、成約率が愕然と減っているということ。
2015年1月217アクセスに1名集客
2016年1月454アクセスに1名集客
2倍以上の成約率の低下は、トップページやサブページのコンテンツが時代でニーズが変わりアクセスが集まっても集客ができなくなっている可能性があります。これは、時代に合わせた文章に変えていくことが改善の一つです。
特に考えられるのは、トップページコンテンツやデザインが同じでユーザーが空きている可能性があります。変更はしているつもりがどこを変更されたかユーザーが気づいていない可能性があります。
この場合は、何かに特化するか治療院で1年間を渡り、ある気付きがあると思います。それを反映し、新鮮味を作ることです。
もしくは、2015年4月以降で計測していない数字の間で別の変化があり、それがニーズを捉えられてない可能性があります。
この院は、アクセスが減り、成約率が減っているので改善余地が多いです。
1.ブログ更新を再度、再開すること
ブログ更新頻度が減り、ソーシャルからのアクセスも減っているので注目度が下がっています。新規だけでなくリピートが減る前に院内での活動を頻繁にブログで更新しましょう。
2.Facebookで書いた記事を紹介すること。
これでアクセスをソーシャルからも増やすことができます。ブログとFacebookの更新頻度が増えて、ブックマークのアクセスを増やす可能性が増えます。
3.滞在時間が急激に落ちているのは、ブログ記事を辞めたから。
2015年は、頻繁に更新していたブログ記事ですが2015年から急激に減りました。2015年は、2分以上のホームページ平均滞在時間があるにも関わらず、2016年には、2分を切り1分に差し迫っている。それは、ブログ更新以外にも問題がある可能性があるので綿密な数字計測と検証が必要です。
良い点は、リピート率は、安定しています。
2015年1月では、412アクセスのリピート率がありました。2016年では、ページビュー数が減っているにも関わらず、リピート率が1月1085アクセス、2月967アクセス、923アクセスと減っている率が少ないので既存患者からの信頼は熱いと考えられます。
以上のように分析により、2015年にやっていた月30記事のブログ更新が10記事を下回ることという理由がわかりました。
分析は、このように測定した数字を1つに組み合わせ構成し、原因を見つけ、改善するための仮説を作ることです。
追記
滞在時間
2015/1 303ユーザー 4:42
2016/1 1296ユーザー 1:17
2015年にユーザーが少なかったとき、コアな患者さんが見られていたのでしょう。4分を超えております。
2016年から2分を切るところまで滞在時間が落ちてしまっています。ここで考えられるのは、『訪問ユーザーのターゲットミス』です。
ブログ記事で観光、趣味など全く関係ないことを更新し続けると記事ボリュームが増え、その検索キーワードで上がる様になります。そうすろと『観光』の検索キーワードで上がり、関係ないアクセスを集め、滞在時間を減らすということが起こります。
治療院に関係ない記事タイトルが間違ったターゲットユーザーをホームページへ集めてしまっているということです。
解決策
記事一覧を見てみましょう。そのとき、関係ない記事がある場合は、その記事がアクセスを呼んでしまっている可能性があります。
分析 Googleアナリティクス
Googleアナリティクスで過去記事の滞在時間を見ることができます。それで滞在時間を見て、極端に低いページを見つけ、対策をすることができます。
・低いページがタイトルと内容が著しく異なっていないか。
・タイトルと内容が一緒であれば、ホームページと記事が一貫性を持っているか。
上記、基準で修正をかけていきましょう。