2016/07/07 (更新日:2016/07/07)
アンケートから作るホームページ
ホームページ内容によって、成約率を上げ、来院確率を上げることができます。
ホームページの中にある文章を作るとき、2つのパターンによって、作られることが多いです。
1.『対象の患者さんがこう思っているであろう。』という先生の予測によって作られるパターン
2.患者さんが過去に言っていたことを思い出して書くパターン
この2つの共通点は、先生の主観と解釈によって、作られるということです。
患者さんが伝えたい事、先生に言えないけど、理解してほしいことと大きく異なる可能性があります。
そこで使えるのがアンケートです。
患者さんの対象を腰痛と決めたとしましょう。そして、腰痛患者様にアンケートを取り、アンケート内容をホームページに入れていくのです。
もちろん、書面をスキャニングして掲載するわけではありません。
以下のやり方によって、ホームページを構成していきます。
ポイント
そのまま渡すと返信率は低いです。遅れれば遅れる程、行おうとすることが進まなくなります。そこで1~5は、問診で聞いて先生が書いてあげましょう。2枚目だけ患者さんに書いてもらいましょう。それであれば、当日にすぐに書き終えることができます。
そして、患者さんとのコミュニケーションのポイントをメモしてください。
アンケートの取り方 対象
初めに、治療院で見ている最も多い症例項目を見つけます。
例えば、それが腰痛だったとしましょう。
先生が対象とする腰痛患者さんの年齢や性別の方のみからアンケートを取ります。
そのため、必然と1番の質問『1.何の症状で来院されましたか?』は、腰痛になります。
2.症状によって、どのようなことに困っていましたか。
生活でどのようなことに困っていたかです。
よくある治療院で書かれることは「デスクワークが多い」など一般論を書きますが、対象者のよくある悩みと異なることが多いです。そこでアンケートによって、よりリアルな対象だけが悩む意外なこのような方へを引き出します。
それをホームページの「このような方へ」に掲載されます。
3.症状をご自身で改善しようとどのようなことをしていましたか?
例えば、マッサージに行った。ブロック注射を受けたなど、腰痛になって改善しようとやったことです。
どれくらいの期間で何をされて、改善されなかったかを書いていただきましょう。
腰痛患者さんのあるあるになり、患者さんからは、共感を覚えます。
3番も「このような方へ」に掲載されます。
リアルな「このような方へ」を提示できることは、深い共感を与えます。
4.なぜ当院に来院を決めましたか?
その答えが先生の治療院の人気の理由です。
治療院のメリットを打ち出すとき、患者さんからいただいた最も多い「なぜ当院に来院を決めましたか?」は、ホームページ全体に打ち出されます。
他のメリットは、ほそぼそと出していきましょう。
5.治療を受けて何が良かったですか?
治療メリットです。
施術者と受けている患者で感じているメリットに違いがあることは多くあります。
アンケートによって、意外な治療メリットがあるのでそれを治療メリットとして掲載しましょう。
6.1日は、どのような生活サイクルで生活をしていますか?
患者さんの1日の生活サイクルを知ることは、何時に広告を出せば良いかがわかり、ときに営業時間が変わるかもしれません。
対象となる主婦がお昼休みの治療院が空いていない時間に行きたいと思っていたとしたら、その時間に営業したときに他院は閉まっているので独占になります。
治療院の当たり前の休憩時間を壊すことが最大の利益となる可能性を秘めていることを見つけます。
患者さんの1日のサイクルや何の雑誌を見ているか、どこにいるかは、広告の打ち出しに良い情報となります。
7.当院でどのようなことを改善したら、もっと良くなると思いますか?
治療院の改善ポイントです。
改善についてお伺いすると「営業時間を伸ばしてほしい」など、患者さんのわがままに感じることもあるでしょう。
このポイントは、患者さんが改善してほしいと思っていることに対して、『なぜ、それを求めているか。』を考えることが重要です。
例えば、先ほどの例でもありました営業時間のこともそうですが、「営業時間を30分、伸ばして欲しい。」と書いてあったとします。先生は、「それは難しい。」と思われるかもしれません。
ですが、なぜかそれを考えてみると大多数が求めているのであれば、それを実現することで売上を大幅に上げるきっかけになる可能性があります。
アンケートは、大多数の声を取るツール
アンケートは、少人数の声に耳を傾け、治療院で反映するののでも、アンケートを取り、放っておくものでもありません。
大多数の声に耳を傾け、大多数の患者さんを集めるきっかけを見つけるツールです。
アンケートを取る人数が増えれば増えるほど、その実現可能性は上がります。
ホームページを制作される前に一度、お試し下さいませ。