2022/01/10 (更新日:2022/01/10)
バリュー・チェーン分析とは(治療院の希少性をみつける)
こんにちは。さこまです。
顧客の成果です。
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※詳しくは、成功事例をご覧ください。
繁盛する競合は、なぜ成功しているのでしょうか。
「立地がよい」「価格が安い」
「誰でも入りやすい」からでしょうか。
マーケティングのフレームワークをつかうと、
核心に迫る答えがみえてきます。
- バリュー・チェーン分析とは?
自院と競合のどこに価値があるのか分析します。
分析結果を戦略に組み込むと
直接的な利益となりやすいです。
治療院は、なにで選ばれるか?
その答えは、希少性です。
分析した結果、最後にたどり着きます。
バリュー・チェーン分析とは
バリュー・チェーン分析とは
事業活動で顧客がどこに付加価値を
感じているのか分析するフレームワークです。
日本語で価値連鎖と呼びます。
事業を主活動と支援活動に分類します。さらに主活動と支援活動を細分化し、1つずつの活動を調査し、競合との優位性を測るものです。
ハーバード大学経営大学院教授のマイケル・E・ポーター氏が
1985年に著書『競争優位の戦略』で提唱したことが始まりです。
これによって、競合との比較で
強みをみつけやすくしました。
主活動と支援活動とは
バリュー・チェーンには、
主活動と支援活動の定義があります。
- 主活動:サービスが顧客に到達するまでの流れもしくは、直接関係する活動
支援活動:主活動を支える活動
主活動の例では、ブログを書いたり、ホームページをつくるマーケティングや電話対応、受付の事務、問診で行う営業活動は、「サービスが顧客に到達するまでの流れ」になるので主活動となります。
支援活動の例では、セミナーを受講し施術技術の向上、新しい施術サービスの考案、事務や会計が「主活動を支える活動」となるので支援活動となります。
価値をみつけて利益にする
バリュー・チェーン分析は、自院と競合の
どこに価値があるのか分析します。
そのため、戦略に組み込むと直接的な利益となりやすいです。
- 主活動:企画→仕入れ→店舗運営→販売→アフターサービス
支援活動:全般管理、人事や労務管理、技術開発、調達
主活動は、一連の流れが終わると利益となります。
支援活動は、1つずつの改善が直接、利益につながります。
自院の希少性をみつける!
自院をバリュー・チェーン分析
自院の主活動と支援活動の把握をしましょう。
1つずつの活動の中に
【主活動】
企画:産後骨盤矯正で産後ママの腰痛を改善
仕入れ:産後骨盤矯正セミナーに出席
店舗運営:ママが通いやすい内装、保育士を雇う
販売:ブログとPPCで営業
アフターサービス:ママが困ることを解消してあげる【支援活動】
全般管理:店舗、HPなど
人事や労務管理:受付、施術スタッフ、保育士
技術開発:産後骨盤矯正の技術とママが困ることを解消
調達:セミナー、教材、書籍
コスト分析
主活動や支援活動のコストがわかると、
収益性がはっきりします。
無駄なコストが浮き彫りになるということです。
【年間コスト】
技術研修:50万円
店舗運営:800万円
マーケティング:200万円
どんぶり勘定をしていると、どこにコストが
多くかかっているか見落としやすいです。
年末の確定申告や決算が終わって、
「なんで、こんなにかかってるの!?」が減ります。
バリューチェーンの強みと弱みの分析
主活動と支援活動で強みと弱みを書き出しましょう。
そのとき、競合も一緒に出すとよいです。
スタッフにも出してもらうと新しい意見を取り入れられます。
バリューチェーンをVRIOで分析
VRIO(ヴェリオ)とは、
経営資源の競争優位性分析する活動です。
経営資源とは、利益を出すためにつかっている人やものです。
競合より、優れているか分析をします。
Value(価値):経営目標を達成する価値はなにか?
Rareness(希少性):経営資源の希少性はなにか?
Imitability(模倣可能性):競合にマネされづらいものか?
Organization(組織):経営資源を最大限にいかす組織であるか?
強みをあげていきましょう。
競合にない強みがみつかります。
他院は、なぜ先生の治療院が繁盛するのかわかりません。
- VRIOの中で注目すべきは、希少性です。
希少性は、いつも選ばれる理由となり、
単価を上げることもできるからです。