2024/08/07 (更新日:2024/08/07)
治療院の買収で声のかかる顧客が増えてます
こんにちは。さこまです。
顧客の成果です。
- ・月間で新規50名以上集客
・過去最高の売上になった
・市内No.1の知名度を得た
・検索順位で1位になれた
・SEOで集客が長期間継続
※詳しくは、成功事例をご覧ください。
「◯◯◯◯万円で買い取りたいという方がいます。」
2024年に入ってから、治療院の買収の話が増えました。1店舗を経営されている先生から数店舗経営されている先生まで。
驚くのはその価格です。年間売上に比例して買収金額が変わりますが、1店舗で6000万円~1億5000万円です。
- 全然なかった買収の話が急に増えた!
一人院長が多い治療院で買収の話など、ほとんどない業界でしたが、2024年から顧客との電話で買収の話が来たことや、買収の話を進めているなど、買収に関わる話をよく耳にするようになりました。
店舗を建てるより、買い取りを進めている
「大手治療院の8割は赤字」というお話を耳にしたことがあるかもしれません。売上の高い2割ほどで企業を保っているというお話です。
ただ、大手は資金があるので、新規で店舗を建てるなら、売上のある店舗を買い取って広げていく戦略も取っているようです。
ということで業界事情と買収について解説します。
治療院の買収とは
買収とは
簡単にいうと、会社もしくは、事業を買い取ることです。企業買収と事業買収の2つがあります。
①企業買収:株式を過半数以上またはすべて取得して、経営権を手に入れること。
②事業買収:企業の一部の事業を取得すること。
治療院が企業である場合は、治療院の店舗と会社ごと買い取りになります。店舗、顧客、スタッフ、ホームページやブログ記事などすべてを与えることで、報酬が支払われ、経営者を交代します。
だいたい年間売上の3倍
買収の計算式があります。大雑把には、年間売上の3倍です。1店舗1500万円から2000万円ぐらいなら、4500~6000万円ぐらいになるわけです。
借金や利益率でも変わってきますが、だいたいはこんな感じです。
買収の条件
買収する会社によって条件は変わりますが、売りやすい店舗はあります。
- ・院長がやめても、スタッフは継続して働いて、顧客が離れないこと。
たとえば、一人院長の店舗に買い取りの話は、なかなかありません。院長が辞めると、顧客は離れて、店舗しか残らないからです。半年や1年引き継ぎのスタッフを教育するという案もあるかもしれませんが、それならすでに教育できている店舗に声をかけるからです。
【番外編】買収ではなく譲渡や会長職になる先生
スタッフに治療院を数百万円で売却したり、治療院の経営者をスタッフにして、会長職に就いて、売上から◯%の割合でもらうという先生もいます。
買収事情
多店舗展開している治療院が買収している
1店舗で2~5名ほどで経営している治療院に買収の声がかかってます。他に数は少ないと思いますが、引退直前の店舗の引き継ぎです。
今後、地域の治療院が急に大手に変わることもあるかもしれません。ただ、自費でリピート取って安定した経営をする治療院とは客層が違うので大丈夫です。
3店舗が3店舗を買い取り拡大
3店舗を経営する治療院が1店舗ずつ増やしていくのではなく、他で3店舗を買収して、6店舗に拡大するお話があります。
番外編①店舗つくって、買収する先生まで出てきた
店舗の売却で大きなお金が得られるので、店舗を建てて、最初からスタッフだけで経営して、数年で売却するといったモデルを実践される先生まで出てきてます。
番外編②「移転します。うちの店舗、売れませんか?」
300万円~800万円ぐらい、よく600万円ぐらいで売りたいとご相談をいただきます。これ、実はほとんど買い手がつきません。
売り手の先生は、「顧客を引き継げて、店舗がそのまま利用できる」とメリットばかりだと思います。しかし、開業する先生は、自分で店舗をつくりたいという「こだわり」がある方が多いので、買い取りたいという方が少ないのです。
私も顧客が最初から手に入るのは、最強だと思うんですけどね。「自分でやるぞ!」と燃えているからかもしれません。
ということで、最初は600万円、800万円と強気な価格を提示して、候補者が数名いても、「50万円、いや0円でもどうですか?」となってしまうのです。
以上です。
治療院業界で買収の話を耳にするようになったので、まとめさせていただきました。
1店舗で一生やっていく先生や、複数店舗を経営してもスタッフとの関係を切りたくない先生も多いので、業界的に合わない話にみえます。
ただ、世代が変わり、引退前の店舗を引き継ぐ前提でスタッフになったり、買収を目的として店舗を建てる先生も出てきてます。業界の変化が起こってきてます。