2020/11/25 (更新日:2020/11/25)
開業から失敗する治療院の院名7選(10年以上も経営した先生の後悔)
こんにちは。さこまです。
100院を超える治療院の開業をサポートをして、
500院以上の治療院ホームページのSEOをしました。
2011年から治療院業界でホームページ制作をしてますが、
SEOを考えると絶対につけてはいけない院名があります。
それを破ると院名が集客に思わぬ妨害をします。
・新患が他院に問い合わせる。
・院名を検索してもなかなか出ない。
・全ページなかなか上位表示されない。
院名選びを間違えると、
上記のようになってしまいます。
逆にSEOに良い院名を選んだだけで
月間の新患が20名を超えることもあります。
開業の院名選びから失敗しないように
7つのことに気をつけてください。
この7つを1つでも行うと、
お金も労力も無駄にします。
10年以上、経営された先生の後悔
何十年も治療院を経営された先生方の
失敗を7つにまとめました。
SEOで不利になる院名です。
- ・よくある院名
・院名が長い
・近所にある似た名前の治療院
・近隣の同じ名前の整形外科
・変える可能性のある院名
・どこの国の言葉かわからない院名
・接骨院、整体院の業種名を入れない
無駄な消耗を避けるために、先人から学び、
このような院名をつけるのは避けましょう。
よくある院名
治療院業界で一番つけられやすい名前といえば!
・鈴木接骨院
・佐藤接骨院
・げんき整骨院
・けんこう整骨院
苗字や健康を連想する言葉は院名でよく使われます。
SEOで何が悪いかというと。
- ・院名で検索しても上がらない。
- ・ドメインが取れない。
という2つの問題が起こりやすいです。
【院名で検索しても上がらない】
例えば、鈴木接骨院が全国で100院あるとします。院名を鈴木接骨院にしたら、100院と1位になる対決をしなければならなくなるのです。院名で1位はみんな取りたいので必死です。でも、日本で1院の院名なら誰とも戦うことはありません。
誰も付けてない院名なら何もせずに1位
100院が付ける名前なら100院と競争
院名1つでしなくていい消耗をすることになるのです。
【ドメインが取れない】
ドメインは世界に1つです。鈴木接骨院がドメインを取得するなら「suzukisekkotsuin.com」か「suzuki-sekkotsuin.com」を取りたいでしょう。しかし、全国に100院あれば、ありとあらゆる鈴木接骨院ドメインが取られます。関連したドメイン名でも見つけることが困難です。
ドメイン取得にも困ります。
結局、鈴木接骨院を連想しづらい
ドメインを取ることになります。
院名が長い
このような長い院名があります。
・骨盤美容サロンけんこうさこま接骨院
・骨盤矯正・姿勢矯正 川崎市さこま接骨院
・ビューティーアンドヘルスケアさこま接骨院
SEOに良いようにキーワードを入れたり、
英語をカタカナにして院名が長くなります。
キーワードを盛り込み過ぎると逆に不利になります。
- ・院名がブログタイトルの35文字を占める。
・重要なキーワードかわからない。
1つずつ解説します。
【院名がブログタイトルの35文字を占める】
院名は、全ページのタイトルの後に付きます。そして、タイトル文字数は、検索エンジンで表示される文字数がよいとされてます。現在は、28文字が表示されます。「ビューティーアンドヘルスケアさこま接骨院」の院名は20文字です。ブログタイトルは8文字を超えると文字数が多すぎると判断されます。8文字と言ったら、「肩こりのあなたへ」で8文字です。
院名は、SEOで全ページのタイトルに自動表示されます。
院名が長いと28文字のタイトルを占めてしまうのです。
【重要なキーワードかわからない】
「骨盤矯正・姿勢矯正 川崎市さこま接骨院」の院名で肩こりについて書いたとき、キーワードが盛り込まれ過ぎてどれが重要なキーワードかわからず、Googleロボットは何で上位表示させれば良いかわからないのです。そうなれば、どれでも上がらなくなってしまいます。
院名にキーワードを入れすぎると、
どのキーワードでも上がらなくなってしまいます。
なので、院名が長いとブログ記事が
すごく上がりづらくなります。
近所にある似た名前の治療院
市内の広さになると似た院名に遭遇しやすいです。
・鈴木接骨院 ⇔ 鈴木整骨院
・中野島整骨院 ⇔ 中野島駅前整骨院
駅名や町名、よくある治療院名は重複しやすいです。
後からホームページを作る院は苦労します。
- ・SEOで弱い方は上がらない。
・チラシで他院に行ってしまう。
もう上がらなかった方は、すごい苦労します。
【SEOで弱い方は上がらない】
1つのキーワードで1位になれるのは1院だけです。鈴木接骨院と鈴木整骨院があれば、どちらかが1位になり、どちらかは4位~15位くらいに落とされやすいです。先にホームページを作成している方かSEOに強い方が上位を取ります。上位を取った方が鈴木接骨院でも鈴木整骨院でも1位を取ることが多いです。
鈴木接骨院と鈴木整骨院は、SEOが強い方が1位を取り、
もう1院は、頑張っても上がらなくなりやすいです。
【チラシで他院に行ってしまう】
チラシは、新規の来院のために配ります。しかしチラシを見て、院名を正確に記憶する患者様は少ないです。どちらかというと、クーポンや格安オファーを記憶します。中野島整骨院と中野島駅前整骨院があれば、間違えて来院することもあるでしょう。
優しい先生なら「あっちですよ」と教えてくれますが、「うちでもできますよ。」だったり「そのオファーやってますよ」と間違えて来院した新患を取るような人だったら、損害になります。
チラシを配り、似た院名の治療院の方が検索で上位表示していれば、なおのこと、向こうに来院しやすくなります。
似た院名の治療院があるとき、繁盛している方の
患者がそうでない方に行きやすいです。
近隣の同じ名前の整形外科
苗字の場合がほとんどです。
鈴木接骨院 ⇔ 鈴木整形外科
新患は、接骨院と整形外科を間違えて来院します。
ホームページがSEOに弱いなら相手方が候補で出ます。
・接骨院と整形外科で間違えて来院する。
解説します。
【接骨院と整形外科で間違えて来院】
500m以内に加藤接骨院様と加藤整形外科様があり、整形外科の患者様が間違えて来院することがあったということでした。ということは、逆に接骨院に行こうとしていたけど、整形外科に行ってしまった方もいるでしょう。
ホームページを作ったばかりなら、
「加藤接骨院」で検索しても「加藤整形外科」が出ます。
変える可能性のある院名
まれに院名変更があります。
・中野島整骨院から稲田堤接骨院
・本院接骨院名から分院接骨院名
店舗名に地域名が入っていて、
地域が変わるときに院名の地域名を変えます。
分院が繁盛して、本院名を分院名にすることもあります。
ドメインの問題があります。
・ドメインは二度と変えられない。
SEOでドメインは、大変貴重な存在です。
【ドメインは二度と変えられない】
なぜドメインが貴重なのかと言うと、SEOパワーはドメインに貯まるからです。ドメインを変えれば、今まで貯めた検索で上位表示できるパワーはリセットされます。「nakanoshima-seikotsuin」のドメインにしていて、院名が変わってもドメインが変えられないので中野島ドメインのままです。ドメインを気にされなければ良いですが、名刺やチラシに書くのでドメインだけ隣町の名前だと患者様に「???」と浮かんでしまいます。
別の地域で何かあって、移転したのかと
考えてしまう方も出るかもしれません。
どこの国の言葉かわからない院名
一般の人が読んで意味のわからないカタカナです。
・フランス語の「リュンヌ」「レンヌネージュ」
・イタリア語の「カリーナ」「アリーヴェデルチ」
ジョジョが好きな方は、アリーヴェデルチを
わかるかもしれませんが。笑
何か思い入れがあって、付けてるかと思いますが、
一般の方は、記憶できなかったりします。
- ・検索キーワードで院名を間違える。
カタカナの院名は、本当に多いです。
【検索キーワードで院名を間違える】
読んで意味のわからないカタカナ院名をつけている院の検索されるキーワードをGoogleアナリティクスで見ると院名検索を間違えまくってるのです。普通の接骨院なら、「接骨院」と「整骨院」と「整体院」ぐらいの違いですが、微妙に違う用語で検索されているので、下手したら、院名を思い出せずに覚えてる範囲の言葉で検索して出ない可能性も高いです。そういう言葉に限って記憶できないのです。
小学4年生でもわからない院名は、
治療院にたどり着かない可能性が上がります。
接骨院、整体院の業種名を入れない
結構、致命的です。
・ラッキーデイ
・さこま骨盤ケア
接骨院の色をなくすために、
接骨院や整体院を入れない院名はあります。
過去に何院か制作しましたが、
致命的なキーワードで上位表示しづらいです。
- ・「地域名+接骨院」で10位以内に入りづらいです。
これは、あとで後悔します。
【「地域名+接骨院」で10位以内に入りづらいです】
接骨院でも、接骨院という言葉が院名に入っていないので、接骨院で上位表示しづらくなります。「地域名+接骨院」と言えば、1位になれば、新患8~15名程は来院しやすいです。院名に業種名を入れてないばかりに10位以内にも入りづらくなります。
接骨院を入れないとおしゃれな院名になりますが、
「地域名+接骨院」で上位表示できない代償は大きいです。
以上です。
この7つで治療院が苦労されました。
5年、10年の経営の果てに、
気づくことですが、開業前に知れたらラッキーです。
今後の活動に役立ててください。
おわり!